「楽しい帆走には、安全は不可欠。そのためには帆走技術の向上が必須です」
今回のセーリング講習会を通して、指導してくださった方の言葉です。
セーリング講習会の様子
セーリング講習会が行われました。
朝、8時集合。
今回のセーリング講習会では、シカーラ(二人乗り)による実技指導です。
まず、シカーラの艤装から始まります。

ジブセイルから帆を張り出します。
さすが、経験者のみなさんです。
手際よく、艤装が進みます。

艤装の最終チェック。緩んでいるところなどないか確認します。
出艇の準備ができたら、最初のミーティングを行います。

今回の参加者のみなさん。
指導は、当クラブ会員で、長くクラブ員に帆走指導してくださった
斎藤健さんです。
今回の講習会の主旨を、参加者全員で確認します。
一人ひとりが抱える課題を持って、交代で斎藤さんと一緒に、シカーラで帆走します。
お昼休憩を挟んで、午後2時には、全員桟橋に戻ります。
クラブハウスで、講評を受けます。

斎藤健さんによる、帆走技術のレクチャーを受けます。
参加したみなさん一人ひとりが、これからの課題を明確にできました。
今回のセーリング講習会の感想
参加者の感想です。
- タック(風上に向かってジグザグに90度で帆走する技法)した(方向を変えた)あと、スピードが落ちる原因がわかった
- ハイクアウト(艇が風で傾くとき、自分の身体で艇のバランスをとる)の姿勢を、今回で細かい姿勢を学ぶことができた
- タックのとき、メインシート(メインセールをコントロールする一番太いシート)を思いっきり引き上げることで、スピードを維持できる。そして、正しい角度で曲がることができる
- ラン(風下に向かって帆走)するとき、セールの向きを変えるタイミングを早めに察知することで、ブームパンチ(メインセールの下辺の棒が振りかぶってくる)の前に対処する(ジャイブ)ことができた
- 帆走時の姿勢は、両足を揃える。そのわけは、身体をコンパクトにすることで、艇のバランスに敏感になれる、そして、風に素早く対応することができる
セーリングは、自分だけが楽しむこともできますが、仲間といっしょに帆走することで、互いに協力する楽しさもあります。
それには、自分も含め、乗せる人の命を守ることが必要です。
帆走技術があれば、互いの安全が守られます。
「楽しい帆走には、安全は不可欠。そのためには帆走技術の向上が必須です」
今回、指導してくださった先輩からの言葉。
一番心に沁みた、セーリング講習会でした。